FOR PAUL
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※PC閲覧推奨
この度はGANABSSメインブログをご閲覧頂きまして誠に有難う御座います。
今回は店舗事ではなく私事としてブログをアップさせて頂きます。
ファンである方であれば表題と画像でお察しの事かと思われますが本日11月30日は2013年11月30日に事故にて亡くなられたアメリカの俳優であるポールウォーカー氏の命日なのです。
私はワイルドスピードとポールウォーカー氏の大ファンでした事からどうしても自分なりの追悼を形にしたく、その追悼の形をこの度店舗のブログでお知らせさせていただきます。
※ワイルドスピード7をまだご覧になられていない方の場合、ネタばれも含むのでご注意下さい。
多少はセンチメンタルな内容になってしまいますが私の気持ちと今回の動きに関してを少しだけお話させて頂ければと思います。
自動車業界にいる私にとって90年代、日本の改造車をイメージして作られたワイルドスピードと言う映画と同年代であるポールウォーカーという俳優から受けた影響は非常に大きなものでした。
2013年11月30日にポールが交通事故で亡くなったと知ったときから今日で2年。
自分なりの気持ちの形として何が出来るか。
ずっと考えてきました。
とにかく何かの形を残したい。
何でもいい。
形を作りたい。
自分にしか出来ないことを気持ちや言葉だけではなく目に見える形で全身全霊で表現したい。
そんな時に見た、ポールにとって遺作であり残されたメンバーからすれば追悼であるワイルドスピード7スカイミッションのラストシーンで出てくる白いスープラ。
磨き屋である私に出来ることがある。
ポールが愛した90年代の日本車を残していきたい。
白いスープラを2015年11月30日までに仕上げる事が私にしか出来ない追悼であると思いました。
今振り返るとその時の私の心境としては白いスープラを手に入れることができれば映画の最後にスープラで走り去るポールの後を追いかけられると思ったのかもしれません。
私なりにポールの代わりに走り続けたい、スープラを走らせ続けたいと思ったのかもしれません。
何よりスープラを運転することでポールが感じた何かを私自身も感じることが出来るかもしれないと思ったのだと思います。
気が付いた時にはネットでスープラを探してました。
私がワイルドスピードとポールが大好きだったことの証として。
残されたポールの娘の幸せを祈る形として。
自分の家族と仲間、そして皆さんの交通安全を祈って。
私はどうしても白いスープラを手に入れ2015年11月30日に形を残したかったのです。
そして全世界の皆さんに交通安全を今一度見直して頂きたいと思ったのです。
私事では御座いますが私は人生の中で友と呼べる人間を2人も事故で亡くしてます。
この2人の友は今回のポールのように自動車での事故ではなくバイクでの事故でありますが友を失ってしまった自分の運命に嫌気が差したこともありました。
また私は自動車業界に身をおく人間ですので聞きたくはありませんが事故にあってしまった等のお話も大なり小なり毎月必ず耳にします。
車を運転する以上、リスクは付いて回ります。
急がなくてはならない日もありますし寝不足な時もあるでしょう。
ですがそんな時こそピシャリと自分の顔をはたいてでも意識的に安全運転を心がけなくてはなりません。
ちょっとした気の緩みで全ては終わってしまうのです。
自分で出来る安全策は運転をし続ける限り徹底する。
老若男女問わず車を運転する上で絶対的に必要な責任だと思います。
そしてこの責任が持てない、出来ないのであれば。
車に乗るべきではないと思ってます。
余談になってしまいますが当店では現在お客様の車を自走で引き取りや返却を行うことはしておりませんがガレージ内でお車の移動を行うことがあります。
また空きガレージの問題でガレージ間を自走で移動することも稀にあります。
資格があれば安全運転が行える訳ではありませんが。
当店ではお客様の車を仮にガレージ内で1メートルだとしても運転する可能性があるスタッフは全員に二種免許の取得を義務化しております。
簡単に言えば当店では二種免許が無ければお客様の車のエンジンをかけることすら出来ません。
厳しい規則に感じる人もいるかもしれませんが当店はコーティング店ですので車を丁寧に扱うプロフェッショナルでなくてはなりませんことから仮に運転資格だとしても二種免許レベルの公的な知識とテクニックは必須だとの解釈と、良い意味でお客様の車のエンジンをかける為だけに25万円ものお金を出して資格を取得したと言う事実が更にPRO意識を高めると同時に車とは一歩間違えれば凶器になることをしっかりと理解してさえいれば出来る安全策を徹底的に追求するに越したことはなく、むしろ当たり前のことだと解釈しております。
本当に事故で亡くなってしまうなんて悔やんでも悔やみきれません。
今回のポールの事故死に関しても・・・
ポールに対して『怒り』ともとれる感情も悲しさの中にありました。
現時点で7作続く世界の代表的なカーアクション映画の主人公が事故死なんて笑えない。
洒落にもなりません。
むしろ許しがたいとすら感じました。
生前にどんなにすばらしい活動をしてきても。
どんなに素晴らしい人間性だとしても。
どんなに多くの人に夢を与えてきても。
自分がこんな死に方をしてしまえば元も子もありません。
残された人間には一生消えない心の傷を残したことには変わりないのです。
これに関しては。。。
いつの日だか私があの世に旅立った時に。
ポール本人に文句を言ってやろうと本気で思ってます。。。
映画の俳優だからと言ってかっこいい死に方なんてありません。
悲しいだけです。
皆様。
本当に安全運転をお願いします。
またバイク乗りの方。
例えコンビニまでだったとしても。
ヘルメットだけではなくプロテクターを必ず着用して下さい。
今回のワイルドスピードも家族愛と絆がテーマでしたが自分が事故を起こすことで悲しむ人間がいることをこの瞬間だけでもよいので考えてみて頂けませんか?
絶対いるはずです。
そして。
こんなことを考えていると自分が思っている以上に自分自身も自分の回りのことを愛していることに気が付くはずです。
それに気が付いたのなら。
自分の愛している周りに対して一言声をかけて頂けませんでしょうか?
出来ればたった今すぐにメールでも電話でもよいので声をかけてくれませんか?
『安全運転してるかい?』
運転していないのなら
『最近事故が多いらしいから車道を歩くときは気をつけてね』
この一言だけで。
むしろこの一言が日本中、世界中の全ての家族で交わされたのなら。
ハイテクな自動車安全設備無くしても事故は大きく減ると信じてます。
最後に。
GANBASSとしてはまったく関係がないにも関わらず私の我侭を認めて許してくれた当店の現場スタッフ。
そしてこの作業の為に5日間にも渡って仕事を休んでしまったことで沢山のお客様にご迷惑をかけてしまいました。
特に私がこの5日間を休むとゴリ押しで決めたことでこの期間に予約が入っていたお客様には誰よりもご迷惑をかけてしまいました。
それでも事情をお話し、快く予約日をずらして頂けたことに大変感謝しております。
何度も申し上げますがどうしてもスカイミッションが上映された2015年の命日の今日でなくては駄目だったのです。
どうしてもポールの仲間と家族全員の想いがこもったポール追悼であるスカイミッションが上映された2015年の命日である2015年11月30日の今日にこのHPとブログを立ち上げ、そして私が出来る全身全霊をもってして形に残したかったのです。
結果として言ってしまえば今回のことは完全に私の自己満足です。
ポール追悼と言うよりは私自身を何とか慰める意味合いが強かったと解ってます。
当初、私はポールを失った悲しみをスープラを仕上げれば拭い去れるのかと思っていました。
確かに仕上げた時にひとつの達成感と共に悲しみは薄れたような気になったのですが。。。
まだまだ悲しさを拭い去れません。
『一介の雇われ店長の身で大して経済的にゆとりもないのに大金使っただけではなく無理やり仕事を休んでお客様に迷惑をかけて何がしたかったんだ?』
きついことに一部からこんなことも言われてしまいもしましたが。。。
何もしない訳にはいられなかったのです。
言葉や気持ちの持ち方だけではなく私にしか出来ないことを目に見える形として表現したかったのです。
あの日あの時に終わりの無い青春に憧れ、夢追い人であり続けることを選んだ私にとってはポールの死を大人の事情との言葉だけで納得する事が出来ませんでした。
結果として悲しみは完全にはなくなりはしませんでしたが。
いいオッサンのくせに後先考えないでここまでの動きが出来た自分を。。。
反対していた関係者にこんな事が出来ないなら人生生きている意味がないだろう?
我侭の成れ果てかもしれませんがそう言えて形に出来た自分をもっとすきになれました☆
これで明日からの仕事への、そして人生へのモチベーションは元気120%ですし良くも悪くも私はそんな人間なんだと思います。
繰り返しますが皆様。
交通安全には気をつけて頂ければ幸いで御座います。
特にこれからは年末ですので慌しくなりますことから尚のことです。
また忘年会も含めてお酒を飲む機会もあると思いますが飲酒運転も絶対にやってはいけません。
最後にもう一度言わせてください。
自分が事故を起こすことで悲しむ人間がいることをこの瞬間だけでもよいので考えてみて頂けませんか?
そんな人間は一人もいないよ。。。
もしそう思う人がいたのなら。
本気で私と友達になりませんか?
人間最後に残るのは心だと信じてます。
ここまで読んで下さいました皆様。
念のためにお話をさせて頂きますと、今回掲載させて頂いた画像は私がスープラと向き合っている時間を一枚一枚の写真に残したかったことから他の意図は一切存在致しません。
また私が写っていることでお見苦しい気持ちを持たれてしまった方には大変申し訳御座いませんでした。
今まで1度たりとも、影すらもWEB上に出した事がないほど写真に写ることが嫌いでありお客様との記念撮影ですら出来るだけお断りをしてきた私ではありますが今回だけは意味合いが少し違ったのです。
少しお話をしてしまいますと自動車コーティング屋として高いレベルの仕事を行おうとした場合、本物のPROは最初から最後までの作業を完全に1人で行い同じ店舗のスタッフであろうとその車のオーナー様であろうと作業完了まで絶対にその塗装に触らせません。
※時間を優先する為に複数名で作業を行うと仕上がりにムラが出てしまう事からです。
そんな磨き屋からすれば締め切ったガレージ内でたった1人、数日、長い場合であれば1週間以上も車と向き合っていると、時にはその塗装、その車とデートのような時間、そして感覚になるときもあるのです。
今回だけはどうしても私とスープラ、2人だけのデートのような時間の一瞬一瞬を数枚の写真に形として残したかった事をご理解下さい。
また故人への弔い、宗教的な観点等からして私の感情に赴くままの言動が非常に稚拙に感じてしまわれた方もいらっしゃるかもしれませんがまだまだ未熟者であり日々勉強の身であることからお許し頂けますと幸いで御座います。
この度は私事にお付き合い頂きまして有難う御座いました☆
最後の最後に
ワイルドスピード7スカイミッションのラストシーンにポールが愛した多くの車の中から日本車であるスープラを選んでくれた映画製作関係者様とポールウォーカーを支えてくれた全ての仲間と家族に。
そして私や私の仲間にかけがえの無い思い出と夢を与えてくれただけではなく日本車を愛してくれたポールウォーカーに。
安らかに。。。
この気持ちと共に。
日本国千葉県の小さなガレージから。
ありがとうの一言を。。。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
To those who are reading this article and love The fast & the furious and Paul Walker in the world...
As long as you love Paul Walker and The fast & the furious...
I will be with you all alway even I would be anywhere as 400m ahead of you or the other side of the world.
So you all will be my brothers forever!
〜ポールとポールを愛した人たちに捧ぐ〜
【お知らせ】
(1)スープラの店舗使用に関して
今回のスープラはGANBASSとしてではなく私が個人的に買った車両です。
ですので店舗としての使用は一切考えておりませんが私と同じようにワイルドスピードとポールウォーカー氏のファンであり90年代の日本車のフィーリングを感じてみたいと思うお客様には代車としてお貸し出来ればと考えております。
そのこともあり本当はポールと同じMTターボを買いたかったのですがAT限定免許の方や女性のお客様でも気軽に運転が出来るATで安全性が高いノンターボをセレクトしました。
また装着エアロがワイルドスピードには欠かせなかった日本が誇るヴェイルサイドだったことも選らんだ理由です。
※仕入れた車両に故障があり各種点検と修理後にしばらくは私が乗り回し安全を確認後に代車としお貸し致しますのでしばらくお待ち下さい。
ATとのことでがっかりされた方もいるかもしれませんがATだとしても90年代の日本車の魂。
そしてマフラー音からも十分にワイルドスピードとポールの存在を感じて頂けるかと思います。
ただし。
私が個人的にどうしてもMTでターボにしたいとの気持ちが抑えられなくなったとしたら!!
ポールと同じMTのターボに買い換える可能性もありますがその時はお許し下さい。。。☆
(2)サポート店様へデータ提供について
サポート店様にお願いが御座います。
今回のことは私の個人的なことであることから会員サイトでお知らせするようなことではありませんのでこのブログに書かせて頂きますがサポート店様には毎回当店で触った車両データをお送りさせて頂いており情報の共有を行っておりますがこのスープラに関しては各種検証を行いません事からデータアップを行いません。
当店のPRO講習受講と研磨による劣化経過の検証レポート各種を見ているサポート店様であればお分かりかと思いますがそのような結果だけではなく私は何でもかんでも磨きを入れるというスタンスが好きではありません。
今回に関しましては購入時点でリカバリーが困難なほど著しく悪い塗装状態であった事も関係いたしますがこのスープラにだけでは最低限の現状のままで無駄な手を入れたくない。
研磨=整形手術とも解釈できる作業をこのスープラにだけは行いたくなかったのです。
今回、あまりに酷い箇所のみに磨きを入れましたが磨いていない箇所もありあくまで最低限です。
今後このスープラに対して通常洗車とメンテナンス&ベース等の作業を行いますが磨くつもりは一切ありません。
シワは頑張ってきた勲章だ。
傷は思い出であり軌跡だ。
私は傷を入れないで塗装を維持することを仕事上として強く推している反面、物事の摂理としてこの様な気持ちの世界には不自然な手を入れるべきではないと思う気持ちもありこのスープラに対して私が出せる愛情表現の中には通常使用で入る傷は磨きで消すものでは無いとの解釈です。
私も日々シワも白髪も増えてますが。。。共にシワだらけ共に傷だらけになってやろうとの気持ちです☆
それでも当店の洗車方法なので洗車傷はほとんど入りませんし入るとしたら走行中の軽度な傷や飛び石しかないと思いますので磨く必要性はほぼ出ないかと思います。
以上のことからこの車両に関してはデータUPを行いませんことを予めご了承下さい。
宜しくお願い申し上げます。
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