新年のご挨拶【その2】2016年コーティング業界の問題と研磨剤への考察

※今回のブログは2つに分けておりこのブログは【その2】ですでのお読みになる場合、先に【その1】をお読み頂きご理解の上でお読みください!


皆さんこんばんは☆



新年から信じられない程忙しく。。。


また、ブログ書いている暇があるならたまり続けるお問い合わせを1通でもご返信せねば!


そんなスタンスでいたところ驚く事に前回のブログから約三ヶ月が経過してしまいました。。。


また今回のブログは3つのブログに分けて書くと言っておりましたがこの約三ヶ月の間に何を書く予定だったのか?


自分でも呆れてしまうのですが書く内容をリアルに忘れてしまったことから今回のネタに関しては全2話とさせて頂きます(汗)


楽しみにして頂けている皆様には大変申し訳御座いません!


その代わりでは御座いますが出来るだけ早い段階で別のネタを書かせて頂きます☆



それでは前回の続きであります『隠蔽のある研磨剤』を見分ける方法をお知らせしますがその研磨剤が油性傾向が強いのか?弱いのか?


この方法を見分けるには水と油を見分ける方法と同じであり特に難しいものでは御座いません。


時間が経過しても乾燥しにくい等の代表的な見分け方で言えば塗装面に研磨剤をたらして研磨剤を指先等で移動させて一番最初に研磨剤が付いていた箇所に伸びるものがあるか?また息を吹きかけて曇る曇り方がどうであるか?


油性である場合、残留油分でギラツキ等が見えることから一発で判断出来ます。
成分が揮発性等、例外もあります。


まぁそれでも本物の水溶性研磨剤を知らない状態だと比べる基準が無いことから判断しにくいこともあるかと思いますので実際に並べてみてましょう!



まず数種類の研磨剤を比較するために塗装面をマスキングで区切ります。



区切った箇所に水溶性(低油分)と謳う4種類の研磨剤をたらします。


そしてその研磨剤を指で塗り広げます。



先ずは右上!



アップ!

バリバリと弾いてますし油分が見えます。




お次は右下!


アップ!

右上ほどではありませんがこれも弾いております。
ですが油分は通常範囲内レベルかと思います。




左下!

アップ!

これはもうクリームですね(笑)

油分が目で見て分かりますしこれは匂いもきついです。



左上!



弾かずに油分も全く見えません!

アップ!



全体で見ると。



それぞれの特性がよく見えると思います☆



それではさらに判りやすくするためにこの4種類の研磨剤をさらに指で塗り伸ばしてみましょう!




もう一目瞭然ですよね☆


左下の研磨剤が一番油分が強いです!


最も油分が強い順に順番をつけるとこの順番になります。


(1)左下
(2)右上
(3)右下
(4)左上




さてさて更に理解を深めて頂く為にこの4種類の中で一番油分が強かった左下一番油分が無かった左上の研磨剤をクロスで拭きとってみます!



先ずは最も油分が無かった左上の研磨剤をクロスで優しく拭き取ります。


綺麗に拭き取れて何も残りません☆



お次は一番油分が強かった左下の研磨剤をクロスで優しく拭き取ります。

油分残留が強くギラつき、油分がどれだけ強いが判断できます。




それでは更に更に理解を深めて頂く為に別の実験をします。



上記同様にマスキングで区切ります各種研磨剤をたらします。


そして塗り広げます。



その後、拭き取ります。


マスキングを半分はがし。。。


指でなぞります!

油分がなく隠蔽されない研磨剤は指が滑りにくくグリップがありますがその他の水溶性研磨剤は油分があることから滑りグリップが弱いです!



【その1】では実際に研磨した実験画像を掲載しましたことから見て頂けた通りですがもう一度ご説明をしますと塗装の傷等を隠蔽してしまうような油分等があると塗装面に艶が出てしまい本来消すべき傷が隠蔽されてしまい『綺麗に磨けていると勘違い』してしまうと言う非常に残念なことになってしまいます。




現在、この業界内でPRO専用品として売られている水溶性研磨剤の中には【脱脂しても傷が戻らない!ごまかしの無いクリアな仕上がり感】等を謳っている製品もありますが基準が分からないと現在ご自身が使用している研磨剤の種類や濃度が判断できません。
その為の今回のブログです。


今までこのブログで何度も書いてきた『見える環境』に大きく関係することであり今更語るまでもないかと思いますがそもそもが野外作業や適切な照明設備がないような環境、即ち脱脂剤を使って入る傷が見えにくいような環境では『この研磨剤の隠蔽ロジックに気が付かず』基本としてお話にもならない状態を余儀なくされると同時にこの様な隠蔽が強い研磨剤を販売しているメーカーや研磨システムを組んでいるメーカーが研磨剤に入っている油性、若しくは油性に順ずる成分落とす為に必要なクリーナーを販売していないのであれば幾らでも消費者を誤魔化すことができてしまいますことから、回避することが非常に難しくなってしまいます。
ただし野外等で見えない状態だとしてもコート剤塗りこみの時等に斑になる等で違和感に気が付くことも!


またPROの業者の中で『隠蔽のある研磨剤』で塗装を磨き、その後にシリコンオフやIPAの溶剤で脱脂することで塗装に傷が入らないと信じている場合、即ち見える環境を持っていない業者等では永遠にこの事実に気がつかないケースもありえます。


また見える環境を持っている業者の場合、しっかり磨いたのに脱脂したら傷が戻ってしまうことを『自分の研磨方法が間違っているからでは?』と勘違いしてしまうケースも同じようにあります。


エグイシステムですよね(汗)


たちが悪い。



くどいですが繰り返します。


通常レベルの脱脂では落ちない隠蔽が高い研磨剤。


その隠蔽を取るために溶剤を使用すると塗装その物に傷が入る。


そしてこの事実に気がつかない職人の場合、自分の磨きが悪いと勘違いしてしまうことに。



また研磨剤の特性として去年の下記ブログに書いた『研磨剤に入れる添加剤』のお話をした時にも似たような事を書きましたがそもそもね。。。
http://d.hatena.ne.jp/tktktaka/20150630/1435718585


研磨ってある意味で研磨粒子を塗装に埋め込んでいる作業であることから、それこそ研磨剤って一歩間違えるとコーティング剤のような存在になり実質的に油分を多く含む研磨剤なんて樹脂ベースと何ら変わりないとも言えます。


そしてそんな研磨剤を販売しているメーカーが樹脂ベースやそれに類似しているコート剤を販売しているんですからね!



普通に笑っちゃいますよね(笑)



どんだけ適当かってお話です(汗)



まぁ。。。あれですね。


海外業者と同じで樹脂ベースと研磨剤の違いが理解していない事と同じ!撥水=塗装保護と思っているレベルと同じです!


現実的に言えば大本のメーカーが『絶対出来ない!』『不可能である!』『それしか方法がない』と言ってしまえば通常の認識では消費者(DIYもPROも)はそれを信じて使うかと思います。


ですが実際にはその大元のメーカーすら理解していない、何より現場を知らない。


これはアイサイトの時に何度もディーラー、即ちメーカー確認しても『検証も実験もしていない』と言っているレベル程ではないにしても似たようなレベルです。。。


そんなレベルの認識しかない製品をコンフィデェンスをもって使用し続けることは私には出来ません。



多くの方が疑問を抱えてます。


勿論、DIY等の一般の世界で言えば使用者がその製品の特性を理解していないことも沢山ありますがPROの業者の方達の多くはある程度はしっかりと理解しており今現在悩んでいる問題や製品に対する違和感を何となく気が付いていると思います。



そして私は知ってます。


しっかりと理解している施工店で抱える『沢山の疑問』!



それ間違いではないですよ。。。!



でもそれをそのメーカーに問いただしても企業秘であれば答えることは出来ませんし仮に今まで隠蔽していないと言っていたものを今更実は隠蔽してましたなんて通常は言えるはずもないかと思います。


だったらどうするか?


実際に自分が目で見たことを基準にしてアジャストしていくしかなくなります。




今から言うことは今に始まったことではありませんが個人的にビシバシと感じて思うこと。。。




塗装の進化等に伴い、研磨と言う行為その物が難しくなってきたことから業界的に『塗装強度が下がったとしても出来るだけ楽に傷を隠せればよい』この様な状態になりつつある側面があります。
コート剤に関しても次の作業が楽になるように!即ちユーザー様の利益より業者の効率を考えているケースも増えました。



言い方を変えれば。。。




研磨剤メーカーにしても研磨システムを販売するメーカーにしても『磨いた時に綺麗な塗装面が見えていればいい!』
【その1】でも書いた研磨のデモンストレーション等でも同じです。




噛み砕くと『例え隠蔽していようが隠蔽していなかろうがその場やしばらくの間だけ綺麗に見えればOK』




こんな地獄絵図のような状態になってしまっているのです。
仮にこれを否定しても様々な側面から同じ結果になってしまいます。




現在の仕上がり、また様々な事に迷走されている業者の中にはこんな業界の状態に気が付かず今見えていることがリアルと信じて磨いている!
しかしその中の何人かは違和感に気が付き多くのハテナが生まれる。
この違和感に気が付くだけで大したレベルだと思いますがこのような裏の問題を当店以外ではまず話してくれません。


『何だか艶と塗装面がおかしいぞ!等々。。。』


しかしながら実際に違和感を感じたり気が付いたけど現実的にその研磨剤しか持っていないことからメーカーの言う通りにそのまま先の作業を進めると更に違和感を感じることに。。。


『研磨後に洗車しても何か水弾きに違和感がある。』


『硬化系の塗りこみや拭き取り、仕上がりに違和感が出る。』



もしかして磨きをミスったか?


そう思いもう一度磨く!


しかし結果は同じ!


それでも違和感が出るしIPA等を使いたくなるような伸びが発生してしまう。



これも繰り返しになりますが通常使用の研磨剤ではどうしても完全ノーオイルは避けられません。
当店が新しく販売する研磨剤は極々、極めて微量のオイル成分が配合になりますが99%ノンオイルです。



ここでご説明を少しだけしたいと思います。
この説明、文だと難しいことから噛み砕かないで説明しますので理解できない方には申し訳ありませんが詳しくは講習等で実演致します☆


上記で記載した通り、また過去のブログ通り研磨完了後の塗装面は厳密に言えば下記画像のように研磨剤が塗装面に食い込んでいたりまた研磨剤の油分等によって研磨粒子がラッピングされている状態になります。

当然、研磨をしたことから水で流すなりシャンプー洗車を行いしっかりと油分、何より研磨粒子【を】落とさなくてはなりません。



ここで少し矛盾することを言います!


仮にこの時点でこの後に通常の硬化系を施工するのであれば油分レベルで判断が異なりますが上記通り、油分より研磨粒子【を】重点的に落とさなくてはなりません。
勿論、通常は油分も研磨粒子も両方落としますが。



この理由はコート剤のお話である無溶剤、有溶剤等のお話になりますので割愛しますが美観を求める場合、鏡面仕上げをしたのであればこのポイント!

この時点で何より優先されるべきことは行ってきた作業を無駄にしないことになります。


特に研磨作業など、綺麗に磨けない、目的を達成できないのであれば基本としてはただ単に塗装密度を低下させて塗装強度を下げるだけの行為と行って遜色ありません。



そもそも話の本丸である油分があるとしっかりとした塗装面が確認出来ない事から本音としては当店の研磨剤や次期発売予定である研磨剤を使って頂きたいのですが仮に油分が強い研磨剤で磨き、油分問題が解決できない状態で【研磨を終了してしまった】場合!



どうされるのでしょうか。。。?



当たり前ですが研磨粒子をしっかり落とさないとなりません。


ですが研磨粒子を塗装にダメージを出来るだけ入れないように!


またせっかく鏡面仕上げにしたのにその鏡面を崩さないように!


研磨粒子の除去って出来ますでしょうか?


油分と絡み合っている研磨粒子って簡単に落ちますでしょうか?


考えてみてください。


油分がまとわり付いている状態で油分と研磨粒子を塗装にダメージを入れずに落とせるでしょうか?


トヨタ202や日産HK3等のブラックカラーのように指でなぞるだけで目で見える傷が入る塗装にそんなことはできますでしょうか?
これは樹脂ベースの基本的立ち位置ですね。


出来る事なら洗車シャンプーや水溶性脱脂剤であるGBS-D、そして理想としては洗車時の水の流れだけや軽く拭くだけで落ちてくれるのが最良になります。


さて。


続きは講習等でお話致しますが通常、油分が少ない研磨剤って驚くほど簡単にクロス等で拭き取れてしまいます。


これは日常的にサンディングしている方であればお分かりかと思いますがペーパー使用時の粉をクロスで拭くと簡単に綺麗になりますよね☆


あれと同じ感覚です!
下地処理をしっかりしないで磨いて汚れや塗装に付いていた油分と混ざっている状態では例外もありますが。


もうこの時点で答えは出ており限界点が見えてしまいます。


そしてお話を本筋に戻し一番大事なことですが今回のようなケースや『どうせ磨くから下地処理は洗車と鉄粉除去だけでOK』と思っている業者の甘い下地処理だと正確な研磨状態を確認することが出来ません。


当たり前のことですが研磨の基本とは塗装面に何の不純物が無い状態にバフと塗装面の間を研磨粒子が動くことです。



2016年現在、研磨と言われている行為のほとんどはバフと塗装面の間に研磨粒子以外の存在常に存在した不純な状態になっているのです。


当然、バフと塗装との間に研磨剤以外の無駄な成分や不完全な下地処理による汚れ等をはさみ込んでいる状態で磨き作業をしてしまえばリアルな塗装面であるか分かるはずもなく自分の磨いた航跡すら正確に判断することが出来ません。
徹底した下地処理は基本ですが時にはあえて不要物をはさんで磨くことで隠蔽をはかることもあります。


こんなレベルの業界だからなのか!


ある意味で研磨と言う行為を諦めて投げてしまっているPROも事実いるのです。


そして多くなった。。。



過去のブログにも書きましたがすごい増えました。


『GANBASSさんで油性研磨剤や隠蔽重視系を出さないんですか?出すなら即買います』




至る所で言っているのですが当店では現時点でそのような研磨剤を新しく販売するつもりは現在の業界状態から言って時期尚早だと思っております。



油性研磨剤は長く磨けると言う恩恵と油性成分等による隠蔽があることから一時的に強い隠蔽が出来てしまうことからヤッツケ仕事や仕上がりより時間、仕上がりより利益を追求するような業者には好まれたりしているのが実際の実情です。


本当に塗装の事を考えて高い仕上がりを求める場合!


仮にフィニッシュやその他の理由等で油性を用いるにしても!


研磨の本質、自動車塗装の特性、そして塗装その物の繊細さを理解しているのであれば!


油性研磨剤や水溶性だとしても実質的に油性と変わらないような研磨剤では研磨剤が綺麗にキレないことから油分等が邪魔をして磨きながら塗装面を確認できず、無駄に塗装を削り塗装密度を低下させる結果になったり、また研磨剤はしっかりとキレないことから磨いた後にも正確な塗装状態を把握することができずコート剤マッチングが非常に難しくなったり。。。


実際問題として油性研磨剤と言う存在は使いどころが非常に限定されることから何より適材適所を守り正しく使わないとドマイナスになってしまう危険が高いのです。


そして今回のブログで何度も言っておりますが油性研磨剤や水溶性だとしても実質的に油性と変わらない研磨剤で磨くと『隠蔽』が発生するので綺麗に磨けているとの錯覚を起こすことになります。


さて。



ここで【その1】で書いた内容にがっつりとつながります。



そうなんです。


油性研磨剤を使うことで近年流行りのダブル研磨の恩恵が限りなく下がる!



即ちダブル研磨で最大の恩恵である無駄に塗装を削らないという問題をチャラにしてしまうことになってしまうのです。




言葉が悪いですがこれって本当に馬鹿馬鹿しいですよね。。。


【その1】でも書きましたが塗装を無駄に削らないとの大義名分を掲げて一斉に広がったダブル研磨!


多くの業者がギアの時と同じようにココゾトバカリに買いあさり!


ココゾトバカリに講習等を受講し!


ココゾトバカリ連呼するこの言葉。。。



【無駄に塗装を削らない!】



うん。


確かに間違いではないです。


私も何度も言ってますがすでにダブル以外を使う理由が見当たりません。


とても素晴らしい研磨機です!


しかしどんなに素晴らしいダブル研磨機が確立しても見える環境も無ければ研磨剤もそれじゃ。。。


そんな状態でダブル研磨機をそこまで推奨する意味はどこにあるのか?


全てがそろった上で本領発揮するのがダブルであり、そろわないのであればシングルより、ギアより中途半端な立ち位置になってしまう可能性があるのがダブルであると私は思ってます。



最低限の諸条件がそろわなくても綺麗に磨ける!安全に磨けるとのことでダブル推奨し販売している業者に言わせてほしいですね!



条件そろわないのに綺麗に磨けるとか本気で思ってます??



最低限の条件がそろわない上でのあんな仕上がりで本当に良いと思います?


もし仮にそんなレベルで良いなら普通にギアでいいじゃん。。。


そして見える環境もないならシングルでもいいじゃん。。。


更に更に言えば手磨きでもいいじゃん。。。


もっと言えば磨けるのなら研磨機の種類や手法なんて何でもいいじゃん。。。



高額なお金出してダブルやシステムを買う必要性が見えない。


これが私の素直な感想なのです。



またこの様に一度狂った歯車は更なるおかしな情報として拡散していきます。。。


例えば。。。


コーティング被膜を研磨機で剥がすとか初期研磨で油性を使い2工程目に水溶性入れて油性研磨剤を切るように磨くとか等々。。。




いやいや。。。


もう勘弁してくださいって感じです。。。




一番大事な切り込みである初期研磨が見えない状態で研磨するとかお話にもなりませんしあえて言えばむしろ逆であり油性使うなら濃色のフィニュシュで樹脂ベースとのマッチングを考えた油性ベースでしょ。。。!
これを例えるならば病気になって病院に行きました!そしてお医者さんに症状を伝えたところお医者さんに『とりあえずお腹を開いてみて見ましょう!』レントゲンや各種検査をしないでいきなり言われる事と同じです。


またルペス等のハイパワーダブルで初期研磨をいれてリョービ等の低パワーダブルで仕上げをするとの流れをスタンダードにしているパターン。。。


何でルペスが初期研磨機でリョービ等の低パワーが仕上げ研磨機なんですか?


まさかのまさかですが『初期研磨は切り込みだからパワー重視で仕上げは繊細な研磨で鏡面にしたいから』!


仮にこんな理由で使っているのであればそもそもが論外だったりも。。。



まぁ。。。


この様なこと以外にもビックリを通り越して呆れるレベルな事を誰もが知る有名な自動車専用のブログ媒体で高い業者登録費を出して語っている業者も。。。



別に高いお金を毎月支払ってそんな媒体でブログやってるんですからある程度は利益重視でやらないとならない気持ちは少しだけは理解できます。



しかしルールや基本的な知識が無い状態でそんなことを語られて、何も知らないエンドユーザー様が信じて依頼をしたのに逆に塗装にマイナスになってしまった等。。。



私はとてもやりきれない気持ちになるのが本音なんです。



繰り返しになりますが既に1個人、1企業では止められない無法地帯と化しているコーティング業界。
見える環境を取り入れてくれた施工店様が多くてもその施工店様が使う資材のメーカーが本音を言わないなら完全には近づけません。




簡単に買えるようになったカーコーティング剤や各種ケミカル。



現在、多くのコーティング剤やケミカルがとんでもない宣伝文言で販売されている現状にあります。


中には良い製品もあるだけに非常に残念でもあります。


間違えた選択をしてもPROであれば新車肌だけはどうにもなりませんがそれ以外であれば何とか修正できるかもしれない。


しかしながらDIYでのミスは取り返しが付かなくなってしまいます。


お蔭様で当店も業者様だけではなく一般の方からもそれなりに知名度が上がってきました☆

基本として知名度が上がることは良いことですが万が一当店の製品特性を理解できずに使われてしまう場合。。。


当店としては仮にそのようなことで『低い評価をもらったとしても』価値ある財産になりますがお客様の塗装を考えるとそんなことばかり言っていられません!


もし当店の製品を知って頂けて使ってみようと思う場合!


出来るだけ当店の製品特性をご理解頂いた上でご使用頂きたく思います☆



ですのでご遠慮なくお問い合わせください☆


現在、お問い合わせが常軌を逸するレベルで多いことからご返答まで最短でも10日前後お時間を頂いておりますが。。。
購入を前提としたお問い合わせの場合、出来るだけ早いご質問をお願い申し上げます。



当店だけは嘘を言いません!



昔からブログで言ってますし自虐と解釈頂きたくありませんが私はお客様を騙してまでこの業界にへばり付いているつもりは毛頭ありません!
雇われ店長だからと言って自分が身軽であると思っていないのでご安心ください!!!



利益ばっかり求めるこの世界。



1店舗ぐらいそんなお店があっていいんじゃないか!



私はカーディテイルと言う行為を流れ作業ではなく塗装との対話で成り立つ芸術と思ってます。



万人受けするような店舗ではありませんが常にシリアスに運営してます。



そして当たり前ですが私はカーディテイルと言う世界の本質は楽しくあるべきだと思います。



父親と一緒に行う洗車とワックスがけが大好きだった子供が思春期になりスタンドの洗車小僧になり。。。


そしてが気が付けばオッサンになっているほど没頭してこれたこの仕事。


今では気が遠くなるほどの昔。。。


当時まだ本当に小さな子供だった私の宝物。。。☆


どうしても欲しくて父親にもらったKK社のコードレス研磨機。。。



研磨機が汚れることを嫌って研磨機を丁寧に扱い誰にも触らせない!



バフが汚れることを嫌い綿タオルで包んで使用していた。。。(笑)
クロス技法のパイオニアですね(笑)



『ウールバフの毛が凄く抜けるから洗わないほうがいいんじゃないか?』
昔からウール素材は使われてます☆




私はそんなことあったっけ?と忘れてしまいましたが父親に相談していたそうです!



三つ子の魂とはよく言ったもので今とまったく変わらない☆


今の私は。。。


マイガレージには誰も入れない!

マイ研磨機は誰にも触らせない!

バフは仕上がりに大きな影響が出るから毎回新品レベルで綺麗に衛生的でないと気がすまない!

一度でも仕事になれば例え車のオーナー様でも作業中に塗装には触らせない!



昔も今もやっていることが何にも変わらない(笑)



昔も今も自分の領域を持つことが出来るこの世界!


そしてその領域と目の前にある塗装との対話で組み立てるカーディテイル!


同じ車種!同じカラー!同じ年式!だとしても個体差があり、また一度でもユーザー様の手に渡ればそのユーザー様の環境やメンテナンス方法等に塗装は大きく影響され同じ塗装は2つとない。



だから色々考えますし私は現場で、車が入庫した瞬間から様々なことを考えます。


『お客様よくしゃべるな!こんな性格かな?小奇麗な服装で意外と潔癖そうに見えるけど車内汚い!』
『意外と雑な洗車してきたのか?』
『トランクルームに見える○○なケミカル。。。』
『あの製品を買っているって事はあのキャッチフレーズを信じたからだ!』
『だったらあの手の製品も買ってるな。。。』
『って事はあの艶系が好みか?』
『だけどこの塗装、密度が低いから場合によっては斑になるし一度リメイクしないと塗れないかも!』



まだまだありますがこんなことから始まり実際に作業に入ればそれこそ完全に私と塗装の2人だけの世界です!



まぁ楽しいったらありません(笑)



そしてそんな楽しい時間の一瞬一瞬に『一切の不純』は存在しません。


だからこそリアルしか言いません!


今回のブログのテーマは研磨剤の隠蔽やらステマ等の問題!!


即ち『隠蔽や嘘』!!!



このテーマに沿って書きましたが私が伝えたいのはなんの不純もない1つのリアルな世界です!


どんな世界でも1つの基準があれば自分の目指す方向性が見つけやすいと思いますし塗装、そしてお客様との対話の中で仮に故意に隠蔽を図るとしても判断基準がつけやすいかと思います。



私は一般的にはまだ若いと言われる年齢ではあります。


しかし体のパフォーマンス等から考えると決して若くはありません。


後世への育成も含め。


子供の頃からがむしゃらにカーディテイルと向き合い見てきた私の景色を少しでも多くの方に見て頂ければ!


毎回言っていることですが数ある選択肢の1つとしてご参考になさっていただければ幸いで御座います!



2016年の当店は今までと変わらず!


一般ユーザー様にとって更に有益で使いやすい製品とサービスを!


同業者様には更に現場においてコンフィデンスをもって使い続ける事が出来る製品を!



ご提供出来るように頑張ります☆


多忙ゆえ既に4月の半ばを過ぎてしまったどうかしている新年のご挨拶となってしまいましたが2016年も何卒宜しくお願い申し上げます。。。☆






【お知らせ】
今回ご紹介しております隠蔽がほとんどない新作研磨剤ですが条件付きでの販売を予定しております。
GW程度には販売できる様に致します。

詳しくは商品発売時にお知らせ致しますが色々と使い勝手のよい研磨剤となり、単体使用は勿論の事、当店で販売しております全ての研磨剤(塗装用、ガラス用、レンズ用、金属用)と混ぜることが可能です。


ですので例えば。


レベル5の研磨力をより上げたい!ガラスのウロコ除去剤であるGBS-Gを更に強力にしたい!


出来ちゃいます☆


また保障は致しませんが当店の研磨剤に限らず水溶性研磨剤であればほとんどの製品に混ぜることが出来ますので業者様であれば既製品に混ぜてオリジナル研磨剤を作ることも可能かと思いますので色々とご活用いただけるかと思います☆


また混ぜ方は直接混ぜることも出来ますしこんな感じで直感的に混ぜることもできます☆
配合比率は塗装等によって変わりお答え出来ませんことは予めご了承ください。


分かりやすいように色を入れているだけですので販売品は色は入りません。



是非、足りないピースを埋める為にご活用頂ければ幸いで御座います☆








熊本地震に関して】
このブログを書いている最中に熊本地震が発生致しました。
私は、関東に住んでおり東日本大震災を経験していることからニュースを聞いた時はトラウマなのか!?
ショックで具合が悪くなってしまったほどでした。

2016年のご挨拶と意気込みを書いた今回のブログですが。。。

2016年。。。

まだ三ヶ月半しか経過しておりませんが個人的に悲しいことが多すぎました。。。

1月には長年、私の家族に笑顔と幸せを運んでくれたペットが亡くなり。。。
2月は心の師匠であり、本当に多くのことを学ばせて頂いた偉大な先輩がまだ50代と言う若さで闘病の末に亡くなり。。。

まだまだ心が癒えていないこのタイミングで熊本地震

悲しいなぁ。

悔しいなぁ。

色々な気持ちが交差しある種の覚悟、否、再確認と言ったほうが良いのか。。。




これからの人生、沢山の人を見送り、また何時かは見送られることになる。




人生悲しい事は多いけれど。
生きてさえいれば出来ることは沢山あり、忙殺な日常で色々ボロボロだけど心身ともに五体満足で何とかなっている頑丈な体に産んでくれた両親に感謝しかない。




人生悲しい事は多いけど。
何か心に訴えかけることがある度に誰しもが、既に手にしている幸せと言う心が磨かれていく。



心の研磨とは。
車の塗装研磨と違い、質量を少なくしていくことではない。
より本質に近づき、より純度を増す作業。


そして心に訴えかけることが起こる度に何度も何度も磨きこまれて純度が増したその心で向き合う全ては。


そんな心でみる世界は。


また違った景色に見えるのかもしれない。


また違った希望を導きだしてくれるかもしれない。



この度、被災された皆様。
心よりお見舞い申し上げます。


そして犠牲になられてしまった方々に。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。






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