良いコーティング店の選び方/新車購入時の注意点

正月ブログ第二段はお問い合わせでかなり多い、良いコーティング施工店を選ぶポイントと新車購入時に注意したいことをご紹介したいと思います☆


画像がない、文だけの記事ですがしっかり読んでいただけますと幸いで御座います☆


先ずは年末ブログにも書きましたが2014年はカーコーティング業界は一つの節目になったと私は思っております。

当店としても様々な施工店様や板金塗装業者様、そして中古車販売業者様等と絡ませて頂いたり新規コーティング店の立ち上げ等に携わらせて頂きましたが2014年は次世代クヲリティのスタンダード基準と言っても問題がないレベルで多くの施工店様がガレージない設備を見直されたと思います。


(1)照明設備の充実。
(2)ブラックブース内での作業。(暗室に出来ることも最低条件)
(3)蛍光灯ではないスポット照明を点けてでの誤魔化しをしない納車。
※納車時に暗室スポットでの確認も含む



私としては以前から何度も言ってきた事であることから一つの形に成りつつある現状が嬉しく感じました☆
※PRO講習でお話した半分はこのガレージ内設備のお話だった2014年でした。


極端に言えば上記3つが整っていないと言う事は病院で例えればレントゲンやCT、MRIがない事と同じですのでこの設備が無ければそもそも病院(PRO施工店)とは言えないほど重要な設備です。
ブラックジャックでもメスが無いなら何も出来ませんよね!あっ!草の枝を針代わりにしていた時もあったような。。。(笑)




当店はネットショップを行っている事もありますがかなりの高確率で聞かれる事があります。○○県に住んでいますが何処かお勧めのコーティング店はありますか?



基本的に当店はお付き合いある施工店様の名前を一切言いません。
※狭い業界なのに若干の。。。があるので出来るだけ何処との繋がり等は言わないように徹底してます。


そんな時に私が案内するのは上記で記載した内容です。

(1)照明設備の充実。
(2)ブラックブース内での作業(若しくはシマシマもあり)(完全に暗室に出来る設備)
(3)蛍光灯ではないスポット照明を点けてでの誤魔化しをしない納車。


これが本当に仕上がり優先にしたいのなら絶対的に揺るがない一つの基準である事からそんなお店を探してみたらどうですか?
※更に理想を言えば当店のように全ての照明が移動出来たりランプの種類を塗装に応じて変える事が出来ること。
※1台の車を必ず1人で仕上げること(複数で作業を行うと必ず作業斑が発生してしまう事から)



そう案内してます。


この事に関しまして私は、数年前から言っている事ではありましたが今回ほどはっきりとは言わず『見える環境』とある程度、濁した言い方をしてました。



その理由としてはブラックブース等にしたくても賃貸物件の問題でカスタマイズが出来ない場合やその他諸事情でそこまで徹底は出来ないとの仲間の施工店からの声がそれなりにあったからです。



それから数年。



私はいたる所で『コーティングより何より見える環境作りを何より優先すべきだ!医者なのにレントゲンが無いことは致命的だ!』と主張してきました。



それがやっと実を結んだのか2014年であり多くの施工店様がガレージ内環境を変えてきた事からそろそろこのようなブログでガツンと定義しても良いと判断した事と何より一般エンドユーザー様に後悔しないコーティング店選びをして
もらいたいとの思いでからでもあります。



確かにコーティング業界の仕事は職人技ですので経験則やセンスも重要です。



しかし既に次世代クヲリティを求める場合、科学の世界と同様に、1人だけの判断ではなく客観的にみた第三者からも同様の判断と同様の結果が伴わないと一つの確定回答にたどり着かなくなっております。



悪く言えば独りよがりの仕上がりでは意味がありません。


簡単に言えばこう言うことです。


コーティング施工者(PRO)とお客様の2人が納得するだけではなくそのお客様の家族、若しくは友人でもOKですが三者も納得するレベルの仕上がりにならなくてはこれからの次世代クヲリティの基準に達しません。



特にメール等で相談が多いのが『施工者はこんなもんですよ!がんばって作業をしました!新車みたいですよ!』


こう言われたけど自分の本音としては『明らかに磨き傷のようなものが見えるし違和感を感じる』


だけど遠慮してしまって本音を施工店に言えなかったと言うことでした。


嫌なことしてるなと思われるかもしれませんが出来るだけ正しい情報を得て有力なアドバイスが出来るようにこのセカンドオピニオンの確認を2014年は全国でかなりやりました。。。
※昨年軽く出したベンツのMLも名古屋まで行って確認しました。



確かに主観を混ぜると答えはありません。



そして通常の感覚と言う世界も数字で表す事は出来ません。


ですがある程度言い切れる一般的な美観と言う基準に当てはまらないと『この様な隠れた不満が起こりセカンドオピニオンとの流れ』になってしまうのかなって思いました。


お客様も安いお金を出している訳ではありませんしそもそも塗装は100ミクロン程度の薄い存在です。


密度の事を考えれば仮に磨けても何度も作業出来るものではありませんしそもそも研磨なら回数が少ないに越した事はありませんし研磨をやらないなら最良です。


お客様も鬼ではないので全力で作業をしてくれたのなら諦めも出来ますし一所懸命作業をしてくれたなら感動をするかもしれません。


しかしそれ以前の問題であったらどうでしょうか?予防出来たことだったらどうでしょうか?


コーティング業界は医療業界と凄く似ています。



ドクターの人間性やセンスは確かに重要かもしれませんが各種設備があるからこそ成り立つ全てです!



確かに長年の経験からくる勘で出来る作業もありますが限界があります。



私としては車のパーツの中で一番取り替えがきかないのが塗装だと思ってます。



これは数年前から何度も言っている琺瑯層の件も含めて基本的に再塗装では新車塗装を再現出来ない事から一度でも新車塗装を失ってしまえば二度と元に戻りません。
※当店から見た新車とは新車肌が存在している車を新車。例え納車から1週間でも磨かれてしまい新車肌が存在していないのであれば中古車と定義しております。
琺瑯層の記事)
http://d.hatena.ne.jp/tktktaka/20130916
http://d.hatena.ne.jp/tktktaka/20140407


これは余談ですが私は昨年、あまりの過酷な業務から度々病院に点滴を打ちに行っておりましたが一度大学病院の研修医で外れを引いてしまい点滴に慣れていない学生に点滴の針刺しを失敗され、手が数種間も痺れると言う症状に悩まされました。
そしてそれから数ヶ月経ちますが未だに軽い違和感が残っている事から一度の失敗が取り返しの付かなくなる自体になるのは医療業界だけではなくコーティング業界でも同じなのです。


形あるもの何時かは崩れる!



その通りかと思いますが新車の時ぐらい!中古でも車を買った時ぐらいきちんとした塗装状態を判断して今後どのようにケアをしたらよいかを知らなくてはなりません。


現状で出来る限界を追求したけど結果として『満足が出来る状態にできなかった』場合であればお客様もそんなに難しい塗装だったんだ!頑張ってくれてありがとう!と納得してくれるかもしれませんし素直に一生懸命に作業をしてくれて感謝していると思ってくれるかもしれませんが追求の余地があり過ぎていたり、そもそも設備すら整っていない施工店であれば取り返しがきかない世界だからこそ悔やんでも悔やみきれない事になってしまいます。



その他、良くある『ばっちりコーティングを塗りましたよ!これからは優しい洗車と定期的なメンテナンスをしてくださいね!』


この言葉ではあまりに足りない事実。


当店にセカンドオピニオン等のお問い合わせを頂いたお客様なら全員がお分かりかと思いますがあれだけの確認項目等があります。



またそれを答えられない施工店の多くが上記で記載した『見える環境での作業ではない事から自分のやっている作業が見えていない』事からそもそもが何が良くて何が悪いのか?が分かっていない状態にあります。



今まで何万台も磨いて来た人間が当店のガレージや見える環境内で磨くと全員が仕上げられない状態に陥ります。
※因みに、当店のガレージ内でブラックカラーの塗装をシングルで仕上げる人間は今まで1人もいませんし私も同じです。


PRO講習を受けた方ならお分かりですがそもそもそれ以前の問題である事に気がつかされることにもなります。



だから私は言います。



『ガレージ内設備を整えたその時から磨き屋としての本当の第一歩が始まる』



簡単に言えば自分が考えて作業した結果が理解出来る事から見える環境で磨けば磨くだけ、作業をすればするだけ勝手に経験値とレベルが上がります。



これは当店にいるこの道25年でベテランと言われた人間が入社した時に当店ガレージでこの道3年の女性スタッフが仕上げられる塗装を仕上げられなかったことがあります。


当然です。


見えない環境での25年と見える環境での3年だとしても見える環境での3年のほうが入ってくる情報量が半端ではありません。
※今では見える環境で作業をしていることで25年培った経験則を上手く生かせてますし長年の知識は半端ではありませんが☆



この問題。。。


PRO講習で今でもかなり苦労してます。。。


と言いますか。。。


本音はこの事をハッキリと言うのは忍びないですし嫌な気持ちにさせてしてしまった人もいると思います。。。


そりゃそうですよね。


今までやって来たことがある意味で否定するそして否定されることになるので何かしらの反論が出るのは分かります。
※今までの知識は見える環境になること事で価値が生まれると思います。




しかし実際にビジネスである以上、仕上がらないのであれば長年の経験もクソもありません。



全ては客観的な判断も含めた上でのお客様の満足があるかが全てです!



同時に現在進行形ですが研磨関連のメールお問い合わせでもかなり説明に困ってます。。。


正直、研磨の具体的な質問に関しては講習者専用の情報なので答えられないと言う理由もあるのですがそんなこと以前にそもそもが見える環境で作業をしていないのであればどんなに頑張っても到達できるレベルがある程度決まってしまいます。


基本的にこんな夢のないことは言わないのが物販ビジネスの世界かもしれませんがコーティング業界はそうであってはならないと思ってます。



脆弱な存在であり失敗が許されない世界だからこそ夢を語るよりも現実を語る事をメインにしなくてはなりません。
※夢を語れるレベルですらないとも言えますが。


確かに昔は私もコーティングメーカーからの営業等で新製品が出たと連絡があれば心躍らせてもいましたし2014年は数字的には!そして科学者の理屈的には本当に理想的な技術を目の当たりにして色々な実験をさせて頂きましたが結局は車の塗装と言う超高精度で美観を求める場合では思ったような結果にならず、これだけの科学の結晶でも無理なのかと本当に落胆しました。。。(泣)
※現在も検証しているのでまだまだ諦めてませんが☆




旅の楽しみは準備段階から始っている精神で言えば『とんでもないことを言っている』私ですが失敗が許されない世界だからこそのリアルな本音です。
※車を買ったからネット等でどんなコーティングをしようか胸を膨らませる気持ちは分かりますが。。。



時代は日々移り変わります。



コーティング>メンテナンス



から



メンテナンス>コーティング



に変わり今では




メンテナンスの質(+客観的評価)>メンテナンス>コーティング




既に次世代クヲリティはこのように客観的な評価も含めたスタンダード基準だけではなくメンテナンスの質まで求められるようになってきているのですからそれこそ上記で説明した最低限の設備と誤魔化しをしない誠実な納車をしない事には何時か痛い目を見る事になってしまいますし何よりお客様を残念な気持ちにさせてしまう可能性を大きくはらんでいます。


凄く手厳しい言い方をしてしまっておりますが全てはエンドユーザー様の満足の為です!


それでもガレージを改良出来ないとの事であれば黒い布を磨くときだけ壁に一時的に張ってでも断然見えやすくなりますし壁に張れないのであればパーテーションに貼り付けることもできます。


またこれは講習者内容になるので照明等のセッティング等の詳細は控えさせて頂きますと同時に当店では使ってませんがコーティング施工店なら必ず1つは持っていると思われる日○のメタハラを1台、2台しか入らない狭いガレージで使うと明るすぎて逆に見えなくなる事がありますのでご注意下さい。
その他、当店検証ですが現時点でのLEDをメインにするのはあまりお勧めしません。。。



またガレージ内カラーですがどんなブラックが良いのかとの質問もありますが当店でも色々と試した結果として調合して作ったものなので市販のどの塗料なら良いとのご案内が出来ない事やカラー選びを失敗して塗りなおしをした人もいることから、まとまったご要望があればガレージ内の塗料の販売もするかもしれません。


さて如何だったでしょうか?


良いお店の基準をサービス業全体として考えた場合であれば接客の態度やその他沢山の要因からも判断出来る事ではありますがきちんと塗装を見れる事が出来るガレージなのかは画像を見れば簡単に確認出来ますし納車の時に粗を誤魔化す為に蛍光灯だけを点けて納車するのではなくスポット照明や暗室スポットできちんと塗装を確認させてくれるだけではなく、様々な照明に変えながら具体的な塗装状態をロジカルに説明してくれるお店なのかを確認しなくてはなりませんし様々な照明を使いながら個別にロジカルな説明をお客様にするには知識と経験がなくてななりません事からもこれが出来ないのであれば垣間見えてしまう部分が見えてしまいます。

何より仕上がりの粗を見られたくないとの理由等のマイナス要素があるのなら納車時の照明の使い方を見ればある程度の裏づけになってしまいます。。。
※納車時に蛍光灯だけではなく暗室スポット等でも塗装を確認させてくれますか?と聞けばOKです☆


きちんとした作業を求めている一般エンドユーザー様のご参考になってくれれば幸いで御座いますがブラック等の濃色カラーならこのような専門店での作業は必須かと思います。



仮に今回はお金がないから、予算がないからとりあえず繋ぎとしてディーラーコーティングやフランチャイズ系コーティング店そしてスタンド系コーティング店でコーティングをしたとした場合その作業で失敗した跡や無駄に塗装が痛んだ部分を必ず修正しなくてはならなくなるので本当に安物買いの銭失いだけではなく二度と戻ってこない存在である塗装すら失ってしまいます。


また濃色カラーではないホワイトカラーならある程度の粗も気が付かない事が多いですが逆を返すと作業の粗が見えにくいと言う事はホワイトカラー等は手を抜かれる事が多いカラーでもあります。

例えばこのホワイト中古のCX-5ですが思いっきりシングルの磨き傷があります。

納車前に磨きをしたとの事ですがシングルオンリーでのフィニッシュでありホワイトカラーである事を舐めてるとしか言いようがないレベルの仕上がりです。。。
これはシングルの後にギアをいれろとかダブルと入れろとかの低レベルな世界のお話ではなくそもそも研磨機を入れる事が出来ない塗装もありどんなに低パワーで非力なダブルであろうともどんなにカットする研磨を入れたとしても永遠に違和感が出る塗装がある事を理解した上で研磨機(メス)を使わなくてはなりません。


実際にお客様は当店に入庫するまでこのシングル研磨傷に気が付いていなかったです。


良いコーティング店選びに強制してまで押し付ける基準はありません。


しかしそれだけセカンドオピニオンでのお問い合わせが多い事実。
※私がコーティングや磨きに対して0か100しかないと言い切っている理由



自分の車に拘りがあるユーザー様に数ある答えの一つとしてご参考にして頂けますと幸いで御座います☆








さて、お次はこれもお問い合わせが多い、新車を買う時の注意点を軽くご紹介いたします。


既に新車を購入する時の注意点としては当店のHP(http://ganbass.com/new-car.html)に記載がありますので長く説明をするつもりはありませんし2月中若しくは3月中に更新予定である洗車マニュアルに更に詳しく記載をしようかと思っておりますが相変わらずディーラークヲリティで泣きを見ているお客様が後を絶ちません。



残念な事に、ある程度は購入者様の努力無くしては防ぎきれない現実があります。



せっかくの新車購入だからディーラーともめたくないし、傷があったらあったで仕方ないと思うお客様だけではありません事から徹底する場合、常にディーラーを疑うレベルで見ないと痛い目を見ます。。。


そもそもディーラーは車を販売する事が仕事であり塗装は分野が違うからディーラーにそんな事を求めるのはナンセンスだ!



まさかいないとは思いますがそんな事を言えるほど車の購入は安い買い物ではありません。



誰しもピカピカの塗装を望むでしょう。



しかしHP記載やこのブログでも散々書きましたが本当にボロボロの車両が多い。
※ネットショップの硬化系コーティング剤の販売ページの202はプリウスαの新車です。
http://ganbass.net/?pid=73907177
※余談ですが次期プリウスαから202のラインナップが無くなりましたね!!
嬉しさ半分寂しさ半分!しかしトヨタが日産のスクラッチシールドのような意味を見出せない塗装を乱用しないでくれることを祈ります。


私もお客様とは納車前から色々なご相談をメール等でやりとりさせて頂いておりますが実際に納車されて傷だらけである確立が多い多い。。。


本当にタイムリーですが今現在も納車されたばかりの塗装に傷があるとの事でネットショップのお客様とやり取りをしてます。



何度も言いますが新車の塗装は特有であり一度傷を入れてしまいますと例え最高峰の塗装屋さんでも新車の肌と同じ塗装を再現する事は出来ません。
琺瑯層のブログをお読み下さい。
http://d.hatena.ne.jp/tktktaka/20130916
http://d.hatena.ne.jp/tktktaka/20140407




傷を入れられてしまって再塗装では新車肌を再現出来ないし無駄に磨けば新車肌を殺してしまいます。
※繰り返しますが上記琺瑯層ブログを熟読下さい。



一度のミスが取り返しの付かないことになってしまいます。


残念な事に『ディーラーに対して磨き等をしないで下さいね!』

こう伝えてもこのページ(http://ganbass.com/new-car.html)に記載した通り、高確率で傷だらけである事がほとんどです。


お客様側でもある程度の知識とある程度心を鬼にする気持ちがないとせっかくの新車が傷だらけであることが非常に多いです。



これから新車購入を検討しているのであれば参考にしてください☆



繰り返しますが新車塗装は一度でも傷を入れてしまいますと二度と同じように再現出来ませんので取り返しがつきません。



ご注意下さい!!



次回に続きます!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【自動車コーティング専門店GANBASS】

http://ganbass.com/

【洗車用品専門店GANBASS】

http://ganbass.net/


【自動車コーティング専門店GASNBASS1日講習新車コーティングプラン特設サイト】

http://ganbass.info/



【RIRAM】GANBASS内部ブランド

こちらのブランドはケミカルやコーティング剤ではなく、その他資材を当店の勝手な好みで作って

いる

ブランドとなります☆

http://riram.jp/

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆